uminoschole

2024/09/01 00:00

今年も10月5日(土)・10月6日(日)に開催されるクラフトビールのイベント、スコーレバザール第4弾「Viva La Beer!」
スコーレでのクラフトビールイベントとしては、今年で3回目の開催となります。

今年も出店してくださる作り手さんのことを深堀したインタビュー記事をお届けします。

ものを作るとき、人は夢中になれる何かがあるからそれを始めて、続けていくことができると思います。
作り手の皆さんはそれぞれ何を感じて、探求し続けているのか。
それをアウトプットすることで、どんなインプットや変化、感動があって今に至るのか。
スコーレに集結してくださる作り手さんたちはどんな方たちなのか、是非紹介させてください。

今回ご紹介する長濱浪漫ビールさんの記事は、ちょっと番外編。
一昨年から自社でホップの栽培を始めたということで、昨年はスコーレからきくちがホップの摘み取り体験にお邪魔させていただきまし今年も10月5日(土)・10月6日(日)に開催されるクラフトビールのイベント、スコーレバザール第4弾「Viva La Beer!」
スコーレでのクラフトビールイベントとしては、今年で3回目の開催となります。

今年も出店してくださる作り手さんのことを深堀したインタビュー記事をお届けします。

ものを作るとき、人は夢中になれる何かがあるからそれを始めて、続けていくことができると思います。
作り手の皆さんはそれぞれ何を感じて、探求し続けているのか。
それをアウトプットすることで、どんなインプットや変化、感動があって今に至るのか。
スコーレに集結してくださる作り手さんたちはどんな方たちなのか、是非紹介させてくださいた。
摘み取り体験記と、作り手奥村さんのお話を織り交ぜてご覧ください。

長濱浪漫ビール(滋賀県長浜市)
奥村  太さん

元々ビールの搾りかすを畑の肥料として使用してくれていた一般社団法人近江バジル協会さまと、昨年より長浜産ホップの栽培を始めたという長濱浪漫ビールさん。
地元と繋がりながら、自分たちの活動の規模を広げてゆく。
スコーレも今後見習っていきたいコミュニティを生み出されています。

ホップは植えてから2~3年でしっかり収穫出来るようになるということですが、現在はまだ畑も拡張途中のため、まずはご近所の取引先などにお試しで体験を、ということで、スコーレにもお声かけをいただき、きくちがホップの摘み取り体験に参加させていただきました。

市内に数箇所あるという畑に到着し、ホップが蔓状になっていることも、オスメスのある雌雄異株(しゆういしゅ)という植物だということも、初めて知ることばかり。
見分け方を教えていただき、外側が緑色でカラリとした手触りで、小粒の苺くらいの大きさのものを摘み取っていきます。

ホップを割ってみると真ん中に「ルプリン」という黄色い粒状の樹脂がついた部分があり、まさにこれが「ビールのそれだ!」と実感する、爽やかだけれど苦味を含んだあの香りがします。

1時間ほど作業をし、採れたホップは1kgに満たないほど。
醸造所に戻って、今度はそのホップがきちんと香りと苦味の成分を発揮できるように、ひとつずつ手で割いていきます。
追加の予め用意いただいていたホップも合流して、参加者の皆さんと黙々とホップを割いていく。

そのまま目の前のタンク内に出来上がってきた麦汁の中に、ネットに入れて投入。その後取り出してから発酵させて、ひと月後のイベント時には商品としてお目見えできるとのこと。(きくちはしっかりイベント当日に買いに走りました!)


長濱浪漫ビールの魅力のひとつとして、お客様の目の前に醸造タンクがあり、作業風景を間近で見学できる点があります。
実際に設備の中を行き来し、大きな什器を運んだり、タイミングを見計らってテキパキと指示を出してゆく奥村さん。
現在の製造部長になるまでの経緯を伺いました。


◎現在の仕事に就いたきっかけは?
大学に入ったときから長浜に住んでいて、在住歴は21年になります。
最初は友達の紹介でレストランキッチンのアルバイトとして入社しました。
キッチン仕事の合間に醸造作業の手伝いをする程度でしたが、だんだん醸造の内容に興味を持ち始め、そのまま醸造スタッフとして就職しました。

◎長浜の良いところはどんなところだと思いますか?
琵琶湖や余呉湖など、自然な水辺が身近にあるところです。冬に雪が積もっても景色がきれいで、ウィンタースポーツを身近に楽しめます。歴史、観光、産業が程よくあって、街中を歩いたり自転車に乗っていたりする人が多く感じるのも魅力です。

◎仕事に面白さを感じる時は?
自分たちの手作業で醸造は進めていきますが、酵母たちの力で自然にできあがり、自分の予想を上回るビールが出来た時にやりがいを感じます。
 
醸造作業はやはり一番楽しいということで、事務作業の息抜きに作業することもあるのだとか。

ホップ栽培についての知識、ビール醸造の知識など、その時々で経験してきた仕事によって、「ビールに関する事だったら、自然と詳しくなってしまいました」と奥村さん。
いつも淡々と、実直にお仕事されているイメージで、ひとつのことを続ける大切さが伝わってきました。
そんな奥村さんの作り出す、ここ長浜産のビールを、当日はぜひお楽しみください!

「スコーレバザールvol.4 “Viva La Beer!“」
■開催日時
10月5日(土)& 10月6日(日)11:00〜17:00※2日目は16時閉場
※開催時間については変動の可能性あり

■開催場所
湖のスコーレ前特設会場

■出店各社
【BEER】
長濱浪漫ビール(滋賀県長浜市)
彦根麦酒(滋賀県彦根市)
WOODMILL BREWERY.KYOTO(京都府京都市)
Golden Rabbit Beer(奈良県奈良市)
DIAMOND BREWERY(滋賀県近江八幡市)
【COFFE & SWEETS】
きみと珈琲(滋賀県彦根市)

■主催
湖のスコーレ

※アルコールを含むご飲食は、スコーレ会場内の飲食スペースに限らせていただきます。皆様のご協力をお願いいたします。
※今回ビールはプラカップのみでの提供となります。グラウラーなど他容器への販売は行いませんので、予めご了承くださいませ。
※当日はアートインナガハマ開催中のため、一部交通規制が実施されます。
※アルコール提供イベントであることや、近隣エリアは駐車場も含み混雑が見込まれますので、ご来場の際は公共交通機関のご利用をお勧めしております。