2024/09/01 00:00
◎彦根麦酒はどんな人たちか?
彦根麦酒は100%女性スタッフなので、ビールの味や店内の雰囲気が女性的だと思います。力仕事もある職場ですが、女性だけで頑張っています。
◎なぜビール醸造を始めたのか?
彦根麦酒のある土地一体はもともと沼で、そこを埋め立てて活性化をしようとしたがなかなか決まらず。
2017年に滋賀県立大学鵜飼教授のアドバイスで、「クラフトビールがいいのではないか」となり、原料も全て彦根のもので造られる「ALLHIKONE BEER」を目指した循環型の醸造所として立ち上がっています。
醸造責任者の小島さん(福井県出身)は、大学勤務や地域のまちづくりにかかわっていたため、鵜飼教授や地域の方ともともと親交があり、推薦もあって入社。
豊村さんは物流、アパレル資材の営業職などをされていて、クラフトビール好きのUターン組。なんと元々は彦根麦酒のお客様だったそう。
◎探求のためのモチベーションは?
モチベーションは「ビールが好き」ということ。
自分が美味しいのももちろんだが、お客様の「美味しい!」というお声もモチベーションになります。
◎2人でどんなやりとりをして生み出しているのか?
クラフトビールを飲みに行くのが趣味です。香りやラベルなどを他のクラフトビールから探求していきます。
◎今に至るまでの変化は?
地域の人たちの「クラフトビールってなに?」が受入れられやすい味を、ということで定番の5種をラインナップし、ラベルのデザインもわかりやすいように工夫しました。ラベルのグラデーションは彦根麦酒から見える空の景色をイメージしています。
定着してきた今では、ラベルは彦根城の写生大会の作品を起用するなど、地域密着型の取り組みも多いです。
始めのうちはタンクは3基と少なかったんですが、今では5基に増えたので、限定商品を出して挑戦的な味を目指すこともできるようになりました。
限定品の販売によってリピートのお客様も増えましたね。コラボも行っていて、「一緒に何かやりましょう」とお声かけしていただく機会も増えてきました。
◎仕事をしていて面白いところは?
豊村さん:ビールが出来上がってテイスティングする時。
営業で新規のところに持っていくと「めっちゃ売れてるよ」って言われるのがすごく嬉しいです!
企画についてはみんなで話し合って決めています。
◎自慢ポイントは?
自慢はロケーション。こんな場所でビールを飲めるところは他にはありません。
皆さんに一度は飲みに来て欲しいです。豊村さんがもともとお客様だったからこそ、実感を込めてお薦めできるポイントですね。
◎彦根のいいところは?
彦根は田舎ですが不便はありません。すごく居心地がよくて、そこにクラフトビールがあればと思っていました。移住したくなるようなところですよ。